データのバックアップの重要性2014年05月06日 01:41:57

 いま、思えば数年前の話。職場で来週から産休に入る人がいた。大きなお腹でみんなで元気な赤ちゃんが生まれるといいねっ!と言ってたものだ。その彼女が勤務最後の週になって一台のPCを持ってきた。どうしたんですかと聞くと「上の子の画像が入っているんだけどPCが起動しないのでみることが出来ない」念の為、私たちシステム担当者野郎3人組は他にバックアップを保存してありますか?と尋ねたところ「そんなのない」という返事が帰ってきて「さぁどうしよう、ない頭をひねろう」ということに。
 依頼のPCを見た限りWindowsが壊れているだけと推測出来ました。ただOSの再インストールをすると画像データが消えてしまうおそれがあった。それで残り僅かな日数で画像を転送するための小容量のドライブを私が買いに行きました。最初に元のPCのドライブを外し、次に新しいドライブに入れ替えてOSをインストール。更に元のドライブをUSB接続してみると案の定、画像フォルダが全部みえて無事データの転送終了。
 念の為、私たちから彼女には重要な画像はデジタルよりも銀塩カメラで撮影するようアドバイス、だってそうでしょう?国会図書館にある坂本龍馬の写真はガラス湿板で撮影した画像だからこそ100年以上も昔の画像が維持されている。思うに重要な写真の保存に於いては未だに銀塩の地位は下がっていないと思う、まだ書きたいことがあるので後日書きます。

朝寝坊2014年05月06日 11:33:05

 きのうの車の運転で疲れてしまったのか、今朝は11時過ぎまで寝ていました。12時間以上は寝たことになります。今日はこれから業務用スーパーへ買い出しに出かけます。

写真の保存2014年05月06日 11:37:47

 きのうの子どもの写真の話に続けて。保存性においては銀塩に未だに一日の長があると。坂本龍馬の画像は白黒で現代のカラー画像の保存になると、ただ銀塩だから保存ができるというわけではなさそうだ。70年近く前の第二次世界大戦の動画がアメリカ軍によってカラーで収録されている。この当時のカラーフィルムはコダック社Kodachromeというフィルムです。カラーのリバーサルフィルム(フィルム上で普通の色が再現される、ネガフルムは補色関係で発色する)でしかも発色色素を現像液中から導入し、二時露光を行うという極めて複雑な現像処理工程を要するフィルム。このフィルムなら100年以上の保存が効くという。しかし近年のデジタル化によってコダック社でも数年前に製造を終了してしまった。
 もう一つ保存性があるのは、これは国会図書館でも用いている方法だが、Y/M/Cに分けて白黒フィルムで撮影し温度・湿度管理をした環境の元で保存する。またもとに戻すためにはY/M/Cのフィルターを掛けて3主ルの色素に展開されたフィルムで復元する。この方法の場合、最初の色別展開に用いたY/M/Cのフィルターに間違えがなければ正確に色を再現することができる、また保存性も白黒フィルムに記録するので、フィルムのゼラチン層ないに析出した銀粒子なので保存性も極めて良好である。デジタル時代にはこれに匹敵すような保存方法はあるのだろうか?