Zmicronの描写2018年05月22日 13:25:55

JR鶴見線海芝浦駅にて
LeicaのZmicronといえばオールドファンなら泣いて喜ぶようなレンズ。
このズミクロンは設計が古いので、いまのレンズと違って収差がそのまま残ってます。撮影をするときには意図的にその収差を利用するのです。一般にレンズは絞りを開放にすると収差がでやすくなります。ズミクロンもそうです。人や風景を撮影するとき、絞りを開けて撮影するとなんとも言えないフォワっとした写真が撮れます。
 逆に絞りを絞って撮影すると収差の影響が減り、引き締まった画像が撮影できます。絞りの開け締めで2つの顔を持つのがこのレンズの特徴です。作例を一つ。JR鶴見線海芝浦駅の風景。この場合は絞りを目一杯絞り込んでます。

鶴見線国道駅構内2018年05月21日 20:37:58

 きのうに続いて、銀塩カメラで撮影した作例をご紹介させて頂きます。場所はJR鶴見線に鶴見駅から一駅乗ったところにある国道駅構内です。薄暗い駅の中はほとんどシャッターが閉まってました。しかし一軒ポツリ赤ちょうちんがあるんです。それを上から撮影しました。
 レンズはLeica Zmicron 35mm f:2、ボディはKonica Hexer RFです。自動露出です。
 フィルムは富士フィルムの業務用ネガフィルム(ISO400)です。現像後すぐにスキャニングしてCD-Rに焼いてもらいました。いわばセミデジタルといところです。デジタルカメラとは違う、軟調で階調の豊かさがおわかりいただけると思います。

銀塩カメラ復活宣言!2018年05月20日 19:01:17

 3月末で会社を辞めて今はフリーの身の私だが、一つ最近ハマっているのにカメラがある。我が家のカメラの保存庫には2000年頃に買い集めた銀塩カメラが眠っていたのだ。古いものは私が高校時代に進学祝いに買ってもらったCanon FTb。それから2000年頃ライカ好きだった弟の勧めで買ったKonica Hexer RFにCosina Bessa R2。レンズは
Cosina 21mm
Cosina 35mm f:1.7
Leica Zumicron 35mm f:2
Leica Zumicron 50mm f:2
Konica Hexanon 90mm
と一通り揃っているのだが・・・
買ったそばからデジタル化が進行し、ほとんど使うことなく保存庫に死蔵されてしまった。
 状況が一変したのは先月退社した会社の同僚にあった。その同僚は日本広告写真家協会会員のプロの写真家。彼に銀塩カメラをやりなさいと勧められたのだ。考えてみると銀塩カメラとデジタルカメラでは写真に対する取り組み方がまるで違う。銀塩カメラはフィルム一本で撮れるのは僅か36枚。撮影したら現像代がかかる。デジタルならデーター量の多いRAWdataでも一枚のメモリで数千枚は撮れてしまう。私も仕事でかなり銀塩カメラで被写体に向かい合った経験があるが、36枚しか撮れないフィルムを如何に活かして撮影するか気を使った。なかなかシャッターボタンを押せないのだ。ところがデジタルカメラはどうだろう?私が持っているオリンパス E-5 の場合でいくらでも撮れるので「ええいっ面倒くさい!取り敢えず撮っちまえ」式にバンバンシャッターを押しまくる事になってしまった。いい加減な態度で被写体に向かい合う癖がついてしまうのだ。Androidのスマホのカメラなら撮影した画像はGooglePhotoに自動的にアップロードされてしまうので、ほぼ無限大に撮れることになる。
 それでも最近銀塩カメラが見直されているという。先日もある植物園に行ったが、銀塩カメラを持っている人をちらりほらり見かけた。上述の写真家の話だと、銀塩カメラとデジタルカメラでは写り方が根本的に違うという。デジタルカメラはイメージセンサーが露出過剰の状態に弱く、常に露出アンダーの状態で撮影しなければならない。また画質も硬調になる傾向があるいう。それに対して銀塩カメラの場合、フィルムがネガフィルムの場合だが軟調になり露出過剰の状態でも白飛びしにくく、またアンダーの状態でも黒潰れしにくいという。デジタルカメラとは違う世界があるのだ。
 それとレンズもある。いまはレンズはコンピューターで設計し、非球面レンズや異常分散性能を持つ硝材で作り、極力収差を排除しているが、古いレンズでは収差が残ってて、それが独特の味になるという。私の手持ちレンズではLeica Zmicron 35mm f:2が該当するという。次回、一つ作例を紹介したいと思う。