銀塩カメラ復活宣言!2018年05月20日 19:01:17

 3月末で会社を辞めて今はフリーの身の私だが、一つ最近ハマっているのにカメラがある。我が家のカメラの保存庫には2000年頃に買い集めた銀塩カメラが眠っていたのだ。古いものは私が高校時代に進学祝いに買ってもらったCanon FTb。それから2000年頃ライカ好きだった弟の勧めで買ったKonica Hexer RFにCosina Bessa R2。レンズは
Cosina 21mm
Cosina 35mm f:1.7
Leica Zumicron 35mm f:2
Leica Zumicron 50mm f:2
Konica Hexanon 90mm
と一通り揃っているのだが・・・
買ったそばからデジタル化が進行し、ほとんど使うことなく保存庫に死蔵されてしまった。
 状況が一変したのは先月退社した会社の同僚にあった。その同僚は日本広告写真家協会会員のプロの写真家。彼に銀塩カメラをやりなさいと勧められたのだ。考えてみると銀塩カメラとデジタルカメラでは写真に対する取り組み方がまるで違う。銀塩カメラはフィルム一本で撮れるのは僅か36枚。撮影したら現像代がかかる。デジタルならデーター量の多いRAWdataでも一枚のメモリで数千枚は撮れてしまう。私も仕事でかなり銀塩カメラで被写体に向かい合った経験があるが、36枚しか撮れないフィルムを如何に活かして撮影するか気を使った。なかなかシャッターボタンを押せないのだ。ところがデジタルカメラはどうだろう?私が持っているオリンパス E-5 の場合でいくらでも撮れるので「ええいっ面倒くさい!取り敢えず撮っちまえ」式にバンバンシャッターを押しまくる事になってしまった。いい加減な態度で被写体に向かい合う癖がついてしまうのだ。Androidのスマホのカメラなら撮影した画像はGooglePhotoに自動的にアップロードされてしまうので、ほぼ無限大に撮れることになる。
 それでも最近銀塩カメラが見直されているという。先日もある植物園に行ったが、銀塩カメラを持っている人をちらりほらり見かけた。上述の写真家の話だと、銀塩カメラとデジタルカメラでは写り方が根本的に違うという。デジタルカメラはイメージセンサーが露出過剰の状態に弱く、常に露出アンダーの状態で撮影しなければならない。また画質も硬調になる傾向があるいう。それに対して銀塩カメラの場合、フィルムがネガフィルムの場合だが軟調になり露出過剰の状態でも白飛びしにくく、またアンダーの状態でも黒潰れしにくいという。デジタルカメラとは違う世界があるのだ。
 それとレンズもある。いまはレンズはコンピューターで設計し、非球面レンズや異常分散性能を持つ硝材で作り、極力収差を排除しているが、古いレンズでは収差が残ってて、それが独特の味になるという。私の手持ちレンズではLeica Zmicron 35mm f:2が該当するという。次回、一つ作例を紹介したいと思う。

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