地方の悲鳴2012年06月10日 21:15:12

 先週のことだが、所用である地方に出向いた。そのとき回った先の役人と話したこと。「このままでは地方の経済が崩壊しかねない」。車で案内されたとき「いま車道の中央分離帯の草取りをしている人を見ましたか?20代の若者ですよ。若者にこんな仕事しかさせてあげられない、おかしいじゃないですか」
 などほどこの近くにも世界に冠たる企業は存在するが、今や風前の灯火。このままでは地方経済は悲鳴を上げ、やがて崩壊するのに間違いはないと思った。閑散とした駅前の商店街。もはや全国区になったシャッター通り。改革の名の下に切り捨てられたとしか思えなかった。
 かたや関西では橋下が大阪維新の会を率いて日本全国に急速に信仰者が増えている。しかし現実は維新の会のやっちえることは、恣意的なスケープゴート攻撃と、石原慎太郎東京都知事と組んで大阪府を大阪都にするという。しかしこれは大阪府内に東京23区と同じ、特別区を設置し予算請求の水準を東京都と同じにして、予算をかっさろうという手口である。まぁ石原慎太郎の二匹目のドジョウを狙ったものとしか思えない。結局、小さなパイの奪い合いが激化するだけ。そのあおりを受けてますます地方にお金が回らなくなる。地方経済の地盤沈下はより激しくなる。
 しかし維新会派の動向は見物だな。日本中で政令指定都市や特別区が乱立し、同じ「維新の会」の議員でもお隣とはライバル関係になる。「おらが村の維新の会の議員さん」が「ほかの村の維新の会の議員さん」の予算を分度りっこする。こりゃ、共食いですな。お互い腹を空かしたライオンだから何しでかすかわからない。わらっちまうぜよ!!!

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